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いまさら聞けない『なぜ』オーガニック食品がいいのか?



オーガニックやらGMOやらというワードを良く耳にしますが、『なんとなくそっちの方が体に良さそう』という抽象的なイメージだけでなく、具体的にどんなところが良いのか見ていきましょう。

 

オーガニックの意味

オーガニックフードとは、農薬や化学肥料を使わず、遺伝子組換えなどの不自然なプロセスを使わないで栽培された食べ物のことです。
収穫量の向上や、栽培の効率化だけを考えるのではなく、環境への影響やSustainability(環境を維持していくこと)を考慮した、自然に作られた食べ物を選択することで、地球環境の破壊が抑制されます。

 

化学肥料は生態系を壊す



単純に、農薬を使わない=殺虫しないから自然で良い!という事ではありません。
化学肥料は、元々バランスよく存在している空気中や土壌の様々な成分の割合をぶち壊します。
農作物に不可欠な三大栄養素(窒素、リン、カリウム)などを、化学的に土壌に補給する事で、収穫量を増やすという不自然なこの方法は、飛躍的な経済効果をもたらしますが、環境には取り返しのつかないようなダメージを与えています。

例えば窒素。大気中の78%を占める窒素は、土壌や水中にも存在します。化学的に肥料として窒素を与える事により、プロセスしきれない窒素は地下水汚染を引き起こすだけでなく、水域の富栄養化も招きます。富栄養化が進行するとプランクトンが大量発生し、水中植物が光合成が出来なくなり、水中酸素が不足し、水質汚染や魚介類の死滅をもたらします。

窒素だけでなく、様々な元素が食物連鎖や分解によって生物感を移動し循環しています。
不自然なプロセスによって生態系が壊され、私たちが生活する上で必要な空気や水、食べ物にも影響を及ぼすのです。

 

なぜオーガニックフードの方が高い?



例えば、実家が農業を営んでいるとします。
年間ある食物の栽培で1000万円の売上がありますが、隣の畑は同じ食物を同じ広さの敷地で栽培しているのに、収穫量は3倍で、虫を駆除する手間もかからないと言います。ある日、隣の畑のオーナーが、『このクスリを蒔けばウチみたくなるよ』とクスリを渡してきました。ーこんな状況下であれば、クスリのサイドエフェクトなど考えずに取り入れてしまうという決断する人は多いでしょう。

そうして一気に広まってしまった化学肥料と農薬ですが、『こんなに環境に悪いなんて!今からオーガニックに戻したい!』と思ってもすでに土壌に含まれてしまっている過剰な肥料は、すぐに元の状態には戻せません。また、化学肥料や農薬の利用をやめたら売上が1/3に戻ってしまうとしたらそう簡単に戻れない農家が多いのも頷けます。

 

消費者の選択が環境を変える!



カリフォルニアは、全米の中でも特に環境問題の意識が高い人が多く、オーガニック野菜の消費率も高い地域です。
オーガニック野菜の需要が高まれば、オーガニック野菜を栽培する農家も増え、流通が増える事で、結果的に値段も下がる事が期待できます。安価な食品を大量購入して無駄を生むより、多少高価でもオーガニックの食品を意識的に選択して購入し、大切に消費するという事も、環境のために消費者ができることの一つです。
 


間接的な影響&直接的な影響


上記のように、化学肥料が生態系に影響を与える事実は、窒素だけでなく、リンなどのサイクルも壊します。生態系のアンバランスは、地球の温暖化や森林破壊など、地球全体の問題へと発展します。
これらの間接的な影響は、なかなか私たちの普段の生活に直接影響が見えないので、意識しずらいかもしれませんが、オーガニックではない食品を摂取する事は、直接私たちの身体へ悪影響を及ぼします。
例えば、GMO(遺伝子組み換え)食品が非常に多く流通するアメリカでは、遺伝子組み換え食品の登場とともにガンやアレルギー、白血病や自閉症など様々な慢性疾患が急激に増加しました。
悪名高きバイオ化学メーカーであるモンサント社は、巧みな言い回しや表現で、人体に被害がないようなアピールを行っていますが、安全性が証明されたものはなく、また皮肉にもモンサント社の上層部の食堂はオーガニック商品が使われているそうです。有害であるという事実を、生産元が最もよく理解しているという事を表していますが、環境や身体に悪影響だとしても利益追求をやめないモンサント社を非難する声は多く見られます。
ちなみにモンサント社の悪行を紹介しているドキュメンタリー映画も多く作られていますが、『モンサントの不自然な食べ物』という日本語訳された映画も状況を上手く伝えています。


Image from UPLINK website



他にも挙げられるたくさんの理由

などなど、オーガニック食品を選択すべき理由は挙げたらきりが無いほどですが、上記はその一部です。なぜこれほどまで多くの影響があるのか、それは自然界は全て循環されているからです。

個人が出来る事は限られますが、一人でも多くの人の意識が変われば、少しずつ環境は良くなっていきます。
私たちの将来、地球の今後のためにも、オーガニック食品を選択するのはいかがでしょうか。



関連記事:
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本サイト上に掲載される記事、インタビューまたはその他の情報に含まれる見解や意見のすべては、ライター個人の意見であり、必ずしもLOCOTの意見を反映したものではありません。



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